CaptainArakawa’s diary

ソロツーリングが好き!

紀ちゃんの話

東京に来て3年目ぐらいからイベントの仕事を始めた。

一番最初に係わったのがナリ―ドレッシングのキャンペーン。

この仕事のおかげで関東一円のスーパーに出向いてキャンペーンツールを

渡して(時にはディスプレイして)と言う

セールスプロモーションのお手伝いの仕事だった。

 

アルバイト雑誌(フロムAだったような気がする)で見て応募して

お世話になったのが当時赤坂にあった1stLINEと言うコンパニオン事務所。

このバイトのおかげで、後々東京で関わる人間関係の基盤ができた。

まあ、とても個性的なメンバーが多く

どこのだれを語っても印象深いのだが

まあ、やはりここは華の有るところから

とは言え、コンパニオン事務所、もうほとんどが女子で

イベント制作してた男なんて数えるほどですから

どの女子から……

あ、さほど関わった人いねぇや。

事務所だとマネージャーの三島さん

随分と可愛がってもらいました。

後は誰だ?生田目さんは名前が珍しいから覚えてるなぁ

ナレーターさんやコンパニオンだと

成瀬さん……あれ、そんなもん?

ナレーターだと

寺田文ちゃん、山田紀ちゃん

あとは、後々弟経由で知り合う事になった吉田康子さん

意外と覚えてないもんだな。

 

文ちゃん紀ちゃんは、よく覚えてるな。

ドキドキ具合から言って紀ちゃんのこと書いてみようかな。

紀ちゃんは、一番最初に会ったのは

先輩の秋元君に連れていかれた国際スポーツフェアの現場。

と言っても仕事ではなく純粋な客として。

で当時、流行ってた(筈)フォーミュラークラブの体験コーナーがあったんですよ。

小っちゃいフォーミュラーカーでタイムトライアルできるっていうコーナーが。

そこでMCしてたのが紀ちゃん。

背は大きくないけどキリっとしてて、でもとても朗らかで、優しいお姉さん(僕より4つ上だった筈)

その時は秋元君から「あいつ、同じ事務所の山田」って言われただけで、話も何もしなかったんだけど

同じ事務所で、展示会で進行案件の仕事なんかがあるとよく一緒になって話もするようになって

当時はてんで意気地なしだったんで、とても気になる存在だったんだけど

自分からは何にも言えず

当時、22歳ですから4つ上ともなると、また随分お姉さんな気がして

とてもじゃないですが「好き」とか「つき合ってください」なんて言う勇気ないですよ。

ましてや、劇団ではもう底辺でくすぶってた頃ですから自分に自信も無くてね。

でも、一緒の現場になった時は誠心誠意紀ちゃんのためにと思って仕事してましたからね……何となく気持ちは伝わってたのでしょうか。

ある日、打ち上げ会場から二次会へタクシーで移動したんですよ(バブル時代ですからね打ち上げは当たり前2次会も当然クライアントか代理店持ち、おまけに足代も出してくれて……ありがたかったけど今にして思えば凄い時代だったなぁ)で、なぜだかその時は紀ちゃんと僕の二人キリ。246を渋谷へと向かうタクシーの中、なんでそういう話になったのか、結構酔ってたので前後は覚えてない(いや、恥ずかしくて記憶の中から都合よく消しちゃったのかも)んだけど、一言だけ鮮明に覚えてるのが「私、キャプテンくんの事好きだよ」って。

全く、期待していなかった、大好きな憧れのお姉さんからの一言

たとえ、リップサービスだったそしても

あの晩は、多分、世界一幸せな瞬間を過ごしたと思う。